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Select Caseを使用した条件判断
ここではSelect Caseを使用した条件判断のサンプルを紹介します。
Ifを使用した条件判断のサンプルはIfを使用した条件判断を参照してください。
Ifを使用した条件判断についての説明は初級講座[改訂版]第10回 条件判断 Ifを参照してください。
1.単純な例
以下の例では変数Xの値が1のとき、2のとき、3のときそれ以外のときの4つの場合に分けてそれぞれ違ったメッセージを表示する。
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Select Case X
Case 1
MsgBox("おめでとう!")
Case 2
MsgBox("惜しい!")
Case 3
MsgBox("よくできました。")
Case Else
MsgBox("次は頑張りましょう。")
End Select
2.複数の値の判定
以下の例では変数Xが2, 3, 5, 7の場合と、4, 6, 8の場合と、それ以外の場合とで別々のメッセージを表示する。
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Select Case X
Case 2, 3, 5, 7
MsgBox("Xは素数です。")
Case 4, 6, 8
MsgBox("Xは偶数です。")
Case Else
MsgBox("Xは素数でも偶数でもないか以上の数です。")
End Select
3.範囲の判定
以下の例では変数Xが5以下の場合、10以上で20以下の場合、それ以外の場合とで別々のメッセージを表示する。
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Select Case X
Case Is <= 5
MsgBox("Xは5以下です。")
Case 10 To 20
MsgBox("Xは10以上20以下です。")
Case Else
MsgBox("Xは6, 7, 8, 9のどれかか20より大きい数です。")
End Select
4.「…ではない」を判断する例
以下の例では変数Xが5ではない場合とそれ以外の場合に別々のメッセージを表示する。
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Select Case X
Case Is <> 5
MsgBox("Xは5ではありません。")
Case Else
MsgBox("Xは5でなくありません。つまり5です。")
End Select■リスト5
メモ:この例は正常に動作しますが、説明のための例であって冗長です。本当にこれだけを判断すればよいのならIf文を使った方が簡便です。
5.Enabled = Trueのコントロールを判断する例
以下の例では3つのTextBoxのうちEnabledがTrueのTextBoxを1つ見つけてメッセージを表示する。そのようなコントロールが1つもない場合は見つからなかったことをメッセージを表示して知らせる。
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Select Case True
Case TextBox1.Enabled
MsgBox("TextBox1です!")
Case TextBox2.Enabled
MsgBox("TextBox2です!")
Case TextBox3.Enabled
MsgBox("TextBox3です!")
Case Else
MsgBox("3つのTextBoxはすべて使用不可です。")
End Select