for による回数指定の繰り返し

for i in range(5):
    print('こんにちは！')

実行すると下記の通り出力されます。

こんにちは！
こんにちは！
こんにちは！
こんにちは！
こんにちは！

for i in range(5):
    print(f'現在{i}周目です。')

実行すると下記の通り出力されます。

現在0周目です。
現在1周目です。
現在2周目です。
現在3周目です。
現在4周目です。

この例は本来10回繰り返す指定になっていますが、if 文で条件判断して3周目で抜けます。

for i in range(11):
    print(f'カウンター={i}')
    if i == 2:
        break

print('終了')

実行すると下記の通り出力されます。

カウンター=0
カウンター=1
カウンター=2
終了

この例では 変数 i が 9999 の場合 break します。ループの処理がすべて終わった後に break して終わったのか、break しないで終わったのかメッセージを出力します。 このまま実行すると i は 9999 にならないので break は発生しないで終了します。

for i in range(11):
    print(f'カウンター={i}')
    if i == 9999: #←ここを i == 2 などに変えると、最後のメッセージが出力されなくなります。
        break
else:
    print('break等しないでループを終了します。') #←これが出力されます。

メモ：else に記述したプログラムは ループがbreak等で中断されずに完了したときに実行されます。

if 文で条件判断して2周目と3周目であれば処理を中断して次の周を開始します。

for i in range(5):
    print(f'カウンター {i} 開始')

    if (i == 1) or (i == 2):
        continue

    print(f'カウンター {i} 終了')

実行すると下記の通り出力されます。

カウンター 0 開始
カウンター 0 終了
カウンター 1 開始
カウンター 2 開始
カウンター 3 開始
カウンター 3 終了
カウンター 4 開始
カウンター 4 終了

Python にはそのような機能はありません。

C# や VB などの他の言語ではカウンター変数に直接値を代入することで前にも後ろにも任意の周に移動できます。

メモ：Pythonの forループは C#でいう foreach、VBで言うFor Eachなのです。

for x in range(1, 10):
    for y in range(1, 10):
        print(f'\t{x * y}',end = '')
    print()

この例では 5 からカウントを開始します。

for i in range(5, 8):
    print(f'カウンター={i}')

実行すると下記の通り出力されます。

カウンター=5
カウンター=6
カウンター=7

for i in range(0, 10, 2):
    print(f'カウンター={i}')

実行すると下記の通り出力されます。

カウンター=0
カウンター=2
カウンター=4
カウンター=6
カウンター=8

for i in range(100, 95, -1):
    print(f'カウンター={i}')

実行すると下記の通り出力されます。

カウンター=100
カウンター=99
カウンター=98
カウンター=97
カウンター=96

from enum import Enum

DayOfWeek = Enum('DayOfWeek', 'Sunday Monday Tuesday Wednesday Thursday Friday Saturday')

for p in DayOfWeek:
    print(f'{p.value}:{p.name}')

メモ：列挙型の値は 1 から順番に割り当てられます。 0 からではありません。

実行すると下記の通り出力されます。

1:Sunday
2:Monday
3:Tuesday
4:Wednesday
5:Thursday
6:Friday
7:Saturday